一過性のflight ～ 編集中のレプリカ第1幕

flight終了…

昨日の情報や情勢は偽りではないものの、伝えるべき意味のある内容でははなかったようだ。
しいて言えば、
鏡の前に立つ事がその後、ほんの少し嫌になっただけで…過ちではなかったのだろうか。

勿論、

パイロットには何も知らされなかった。

最終的に何ひとつ終わらず、また、始まってもいないから、これがベターじゃない？
見かけ上派手に暴発したわりに、
被害は最小限におさえられたみたいですね。

もともと安定性の高い機体ではないし、その上、真剣なルーティーンを課せば、軽微な事故やオーバーランはむしろつきものでしょう。




「もう疲れた」とか、「何も信じない」なんて発言するのは簡単だけれど、

ありのままの姿ををどうしても否定したかった？

 …#%~!? 基！

否定したくなかった!!?…

別に…

どっちでも良いわ…だって、輝いていたんだもの



寒気も乱気流も間に受け


たまま飛び立つ…




真実とは大抵こんな風に露呈し定着してしまうものなのか…


ただ論理的でないのは確実で、ほとんどの理由は願望に置き換えられているから…


どうりで明日のカーテンに映し出された朝一番の光は、



いつも薄暗く黄昏のようなルージュ系のスペクトルで どこか禍々しい。
まあ…それでも、

視点は可能な限り高く保たないとね！

そう,頓に結論づけた彼女は早速、
次なるflightに備え、再び

通常整備を開始するのだった。

momentary flight

上半身で聴いた事件の朝
カーテンで明日を遮光してみる
奇跡だらけプリンスと
ジェラシーの風で舞い上がるの

寒気も乱気流も音も立てず切り離す
あの日に残されたのはか弱い主翼だけ

全身電送系のElectronics
有り余る都市のSignをコアにちりばめ
満身創痍の時を飲み込んで行く
銀河鉄道のような一時を願うの

赤く広がる過去のメロディー
寂寥感に焦点を合わせてみる
バラで撃たれたヒロインは
一過性の夜空を夢見るの
後悔が奇跡に移り変わると信じている
内燃機関の鼓動があなたに追い付くまで
前方警戒中の実用Rhapsody
すれ違う都市のSignをコアにちりばめ
星雲周辺の星と結ばれている
宇宙カプセルのようなプリンスを捕まえるの

寒気も乱気流も真に受けたまま飛び立つ
夢と愛の総重量があなたに伝わるまで

全身電送系のElectronics
すれ違う都市のSignをコアにちりばめ
満身創痍の時を飲み込んで行く
銀河鉄道のような一時を願うの

前方警戒中の実用ラプソディ
すれ違う都市のSignをコアにちりばめ
星雲周辺の星と結ばれている
宇宙カプセルのような プリンスを捕まえるの

1.インフォーマルダンサー

2.一過性のflight

3.漂流地点



4.Rainy Dayを止めないで
5.レディ　エメラルド
6.Mimei　no　Hoshizora
7.アイスクリームショップ！
8.真珠色のVISION
9.若きヨーゼフの空想

10.東京パラレルBOY

幾何学的に構成された感情と、あたかも迎合したかのような未来

机上の契約で結ばれた真実のメビウスは、常に迫真の演技を装置に対し見せつけた
禍々しい程に華やかな舞台を静かに見つめていた彼女は その夜 

この上なく頼もしい複製の欠片を編集し続けた