追憶のルームナンバー ≒ 形而上FLOOR虚住階

 

黒電話の脇には、

乱雑に上書き気味に

加筆が
重ねられた電話帳。そして、郵便受けには
誤って配達された直筆挿し絵入りの
かもMAILはがき。


文化的境界線を兼ねた

緩衝地帯のような袋小路には、

数え切れない程に繰り返された小さな日の哀悼と
埋葬の痕跡が…小さな日のそれぞれの主人公は、それらのアカウントを明確に識別しながらも
今の今まで…?

いやはや正直に云うとね～良くも問題が起きなかったと

今更ながら想うね。特に些細な取り違いからのグロテスクな表出や実存に関わるサイコな展開がね…。




葬られし時に併走する、

時間軸による葬列を、

可能な限りの

大きなサイズで


低圧縮の演算データになるべく想像しながら、誤配達のハガキに描かれていた、

おそらくは生き急いだ

君のトルソーを
創造すること
約３００フレーム毎秒。






全リソースを使い果たし、


丈比べの傷と、観葉植物、
ステッカーだらけのモルタル壁のスライドショーによるスクリーンセーバーで

クールダウンすること
約３００秒。再起動のために
ディレクトリのルームナンバー

をやや右上に見上げると

…嗚呼～

なんというべきか～

そう言えば…
今生では、滅多に観られなかった夕立の直前直後のようなあの…何ともいえない！

やや紫がかったアメイジングなウォームカラー!？こんな彩度明度のカラーコードが削除されずにどこかに遺っていた？やっぱり…
陽気（温度）のせいか…(爆)それとも君が見せてくれたのかな!!ああ～とにかく
これを保全するためなら…

僕はもう此処でどんな過酷で
忌まわしい空走も厭わない！…

追憶のルームナンバー


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形而上駐車

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出版：ブラックディー
(2012-03-03)

出版：ブラックディー
(2012-03-03)