名画冬空のアリア～you'll sing my aria

Monitor　Room からの証言
 
 

 

なんだかんだ言っても結局確認だけはしてしまうんだよね。




今回もまた始まった（リバイバル）かと思いつつも、やっぱり良く出来たPLOTなんだよな。今では有名過ぎて、「原典」を語ることさえはばかられるような顛末だから、

此処では敢えて少しだけ詳細に...

そもそもある発掘作業が全ての始まり。何も記録が残されていないような深層から偶然に発見されたまるで芸術品のようなアンドロイド。

今や時代のシンボルであり、「当時」だってきっとそうだったじゃないかな？何しろ美しいのなんの！

                    

オリジナルを直接目にする機会は時を置うごとになぜかどんどん減っているから、むしろ、現在の連中の方がそれに賭ける情熱の温度が高いと自負しているくらい、最近は 特にやばい事になってる(笑)







廉価版レプリカならこの施設にもあるみたいだけどね。






一体どんな時代だったんだ？と思えるほどのあまりのオーバーテクノロジー故にあれほど完全な状態でありながら、今は動かす事はもちろん、

内部情報も何ひとつ取り出せず、最終的に巨大なロマンだけが残されてしまった。なん

て言われているようだけど、それってどういう事かな？

古典芸

能のように解釈が数限りなく重ねられ、もはや誰にも収拾が付かない  。（笑）○o。.

傍らに非常に残念な状態で或る「遺体」も確認されたせいなんだけどね。




予想される耐久性とその性能から彼女は彼を置いて立ち去りそ

のまま「生き続ける事」が十分に可能だったはずなのに、結果として、運命を共にしてしまったのは何故なのか？

この一点だけは当時の発見者も解けない謎でありながら、

さすがに 単なる偶然とは片付けられず、厄介な事に



公式な記録としては、まさにそのエピソードしか

伝承されて来なかったものだから、

現在の
彼らにとってはどうやら「その部分」が堪らないみたいだ。こればかりは流石に流行るものでもなさそうだからね。
「だからこそ余計に俺達には理解出来るんだよ！」


と言わんばかりに、

彼らの見解は一致しているよ。  

中には彼女はきっと歌も上手に歌えたにちがいないと信じる

「流派」もあったりして、

驚く事にそれを題材にした「アリア」さえも、

もう既にいくつも作られているんだよ！

色々とオカシイだろ。(笑)

そんな「オペラ」の上演も

今や風物詩。

「冬空のアリア」と銘打たれた演目なんかは特に、社会現象だね。　

 観客の 反応を観察していると、何より楽しくそして

少しばかり羨ましい。 落雷を受けたようにその場をしばらく動けなくなり、

あれはとても忘れがたい

。 落雷を受けたようにその場をしばらく動けなくなり、

舞台を遠い目でいつまでも見つめている者に…

会場が閉鎖されるまで

鳴り止まない

アンコールに

カーテンコール。

何が彼らをこうさせるのか...

ひょっとしてこの超常現象がその「ロマン」というものの正体なのか？

誰か 、おしえておくれ。

you'll sing my aria

白い冬空が　チャペルの柱時計と夜を刻む 

軽い初雪は途絶えて　柱時計は小さくなる 

はしゃいで受け止める　照れた告白に 

｢前にもそう言っていた」と君はアリアを歌う

遠い目の砂漠で　今誰もが息を潜めて 

精一杯のくちづけに　目を離せないでいるだろう

最新の瞳を揃えて　回り続ける愛の舞台 

銀色に輝く世界に　二人だけでいる様な気がして
 

敢えて見つめる度に　綺麗になっていく 

不意に足を止めた時に　雪は烈しさを増す

バラ色の微笑み　一瞬で世界を仕留める

 

胸いっぱいの贈り物に　席を立てないでいるだろう　

寄り添う二人の影が　深い雪の中へ 

幕が下りたままの舞台にも　君の歌が聞こえる

遠い目の砂漠で　今誰もが息を潜めて 

精一杯のくちづけに　目を離せないでいるだろう